(第41回日本林学会関東支部大会研究発表要旨集,p.28,1989,日本林学会関東支部)

                                 
  テルペン−エタノール等により松林内で
         誘引捕獲された甲虫及びカミキリムシ
 
野澤彰夫(栃木県大田原林務事務所)   
 
  誘引剤としてα−ピネン、β−ピネン、α−フェランドレン、α−テルピネン、γ−テルピネン、n-DL−ボルニルアセテートの6種類及び補助剤としてエタノールを用い、黒色トラップ各薬剤5基ずつ、計30基を設置して、誘引捕獲試験を行った。
  その結果、個体数としては、甲虫ではゾウムシ科、カミキリムシ科、キクイムシ科、コメツキムシ科、ヒゲナガゾウムシ科、コガネムシ科、カッコウムシ科等の順に捕獲され、カミキリムシではクロカミキリ、マツノマダラカミキリ、サビカミキリ、ヤハズカミキリ、カラフトヒゲナガカミキリ等の順に全部で20種が捕獲された。
 
                                       
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